Common Name(コモンネーム)とは何ですか?
Common Name(コモンネーム)とは、SSLサーバ証明書の設定項目の一つで、SSL暗号化通信を行うサイトのURLのうち、サブドメインまでを含んだドメイン部分のことをいいます。
コモンネームは、SSL接続をする際にブラウザにアドレスとして指定されるURLと一致している必要があります。
ブラウザはSSL暗号化通信を行う際に、指定されたアドレスと接続先ウェブサイトの証明書(サーバID)のコモンネームが一致しているかを検証しています。
▼ 例)
SSL接続の際のURL | コモンネーム |
---|---|
https://www.ssl-store.jp/ | www.ssl-store.jp |
https://ssl-store.jp/ | ssl-store.jp |
https://sample.test.ssl-store.jp/ | sample.test.ssl-store.jp |
SSL接続の際にアドレスとして指定したURLと、接続先ウェブサイトに設定されている証明書(サーバID)のコモンネームが一致しない場合、ブラウザは警告メッセージを表示させます。
複数のウェブサイトでSSL暗号化通信を行う場合は、コモンネームごとに証明書(サーバID)を取得して設定する必要があります。同一ドメインのサイトであってもサブドメインが異なる場合はコモンネームが別になるため、その場合もそれぞれのURLをコモンネームとした証明書(サーバID)が必要になります。
同一ドメインでサブドメインが異なるサイトが複数ある場合には、ワイルドカード証明書をご利用いただくと1枚のサーバ証明書で同一ドメイン内の複数のコモンネームへのSSL通信が可能になります。ワイルドカード証明書ではコモンネームを、「*.ssl-store.jp」のように、サブドメインに相当する階層にアスタリスクを記載した形で申請します。
ワイルドカード証明書 取扱一覧
ワイルドカードSSL証明書の詳細はワイルドカード証明書とは何ですか?をご覧ください。