Certificate Transparencyとは、日本語で「透かし入り証明書」「証明書の透明性」などと呼ばれています。
Certificate Transparencyは、不正な証明書を早期に発見・検知するための仕組みとして Google 社により考案され、2013 年に「RFC 6962」として規格化されました。 Certificate Transparencyは認証局が証明書を発行する都度、全ての証明書発行の証跡を、第三者の監査ログに記載する仕組みです。
それにより利用者が不正に発行された証明書を信頼することを防止します。 Certificate Transparencyはあくまで証明書の信頼性を高めるための追加の仕組みであり、これまでの証明書の検証の仕組みが無くなるわけではありません。
以下のシマンテックのページもご参照下さい。
https://www.symantec.com/ja/jp/page.jsp?id=ssl-certificate-transparency
各認証局のユーザーポータルサイトの以下の項目(赤枠)にて確認できます。
ユーザーポータルサイトへのアクセスは予めサイトのアクセス権限を含むURLを取得する必要があります。
以下手順にて、このURLの取得方法をご案内致します。
シマンテック製品 | Secure Server ID | 対応 |
Global Server ID | 対応 | |
Secure Server ID with EV | 対応 | |
Global Server ID with EV | 対応 | ジオトラスト製品 | Quick SSL Premium | 対応 |
True BusinessID | 対応 | |
True BusinessID Wildcard | 対応 | |
True BusinessID with EV | 対応 | |
Rapid SSL | 対応 | |
Rapid SSL Wildcard | 対応 | |
サイバートラスト製品 | SureServer | 対応 |
SureServer EV | 対応 | |
COMODO製品 | PositiveSSL | 対応不要 ※1 |
PositiveSSL Wildcard | 対応不要 ※1 | |
EssentialSSL | 対応不要 ※1 | |
EssentialSSL Wildcard | 対応不要 ※1 |
この度、Google社では、以下参考URL先の情報の通り認証局の不正発行を起因とし、2016年6月1日以降、この認証局が発行する証明書に限り、EVタイプだけではなく、ドメイン認証、企業認証、すべての証明書について 不正が早期発見できるCT対応を義務付けました。
参考URL:証明書発行に不手際、Googleが対応を要求
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1510/30/news061.html
この措置は公正な証明書を発行する認証局に対しては適用されません。 現在ご利用中の証明書を、引き続きご利用になれますので、どうぞご安心ください。
※CTとは Google社により提唱された証明書の不正発行を防ぐ仕組み
http://www.certificate-transparency.org/
証明書の再発行手続きをして頂く事でCT対応版の証明書を取得できます。
証明書の再発行手順は以下URLをご確認ください。
https://goo.gl/EkT31y
ご注意 再発行後の証明書の有効期間は最大3年になります。
CT非対応の証明書は、シマンテック(ジオトラスト)へGoogle社に提供する「ホワイトリスト」に証明書の情報を登録依頼をしておりますため、弊社より発行された証明書については警告/エラーは表示されないものと思われます。
尚、CT対応の証明書をご希望の場合は、再発行のうえ、インストールを行う必要がございます。
CT対応の証明書の再発行をご希望の場合は、SSLストア管理画面サポートメニューより、以下の情報を追加してご依頼ください。
※再発行する際は再度承認が必要でございます。ご指定可能な承認メールアドレスは以下になります。
※再発行には当日~1・2営業日程度掛かります